YASHICA Y16 Pocket Camera は、YASHICA が1959年に出した16mm フィルムのカメラ「Y16」を、デジカメとして作り直したものです。2026年10月15日に海外で正式に発表されました。
このページでは、Y16 の特徴と仕様、値段と買い方を、公式の発表と公式 Instagram の投稿からまとめます。僕は Y16 を持っていないので、作例は公式が載せているものを紹介します。
1959年の Y16 を、ポケットに入るデジカメに
もとの Y16 は、16mm のフィルムで撮る小さなカメラです。新しい Y16 も、薄くて平たい形を受け継いでいます。大きさは 9.1×4.5×2.9cm、重さは電池込みで 93g です。
色は7色あります。Baby Blue・Baby Pink・Butter Yellow・Green・Orange・Red・Black です。公式 Instagram では、最後に Black と Orange が出て7色がそろいました。
いまの YASHICA は、昔のカメラメーカーのヤシカそのものではなく、別の会社がブランドを受け継いでいます。昔の名機の見た目を借りて、いまのデジカメとして出し直す製品を続けて出しています。
光学ファインダーと、フィルターのダイヤル
Y16 には、のぞいて撮る光学ファインダーが付いています。目を近づけるとセンサーが気づき、背面の 1.45型の液晶が自動で消えます。明るい屋外でも、画面のまぶしさを気にせずにファインダーで撮れます。
本体の上にあるダイヤルは、フィルターを選ぶためのものです。回すだけで、8種類のフィルターを切り替えられます。メニューを開かずに写りを変えられます。
公式の紹介では、難しい設定がなく、初めてカメラを使う人や旅行、SNS に載せる写真に向いているとされています。
キセノンフラッシュは3段階
前面には、キセノンフラッシュが入っています。光の強さは Low・Medium・High の3段階で、推奨の距離は約 50cm〜2m です。
公式が載せている作例
公式 Instagram には、Y16 で撮って加工していないとうたう作例が載っています。色の強い街の写真です。
写真は 1200万画素(既定)か 500万画素で撮れ、縦横比は 4:3 と 16:9 から選べます。動画も撮れて、いちばん細かいのは 4K の 22fps、なめらかさを取るなら 1080P の 60fps です。
仕様の一覧
| 項目 | YASHICA Y16 Pocket Camera |
|---|---|
| 画素数 | 1200万画素(既定)/500万画素 |
| レンズ | f=4.05mm・F1.8 |
| 撮れる距離 | 45cm〜∞ |
| フラッシュ | キセノン(3段階・推奨 約50cm〜2m) |
| ズーム | デジタル 4倍 |
| 電池 | 取り外せるリチウム電池 800mAh・USB-C で充電 |
| のぞき窓 | 光学式(目を近づけると液晶が消える) |
| フィルター | 8種類(上のダイヤルで切り替え) |
| 画面 | 1.45型の液晶 |
| 動画 | 4K 22fps・2.7K 30fps・1080P 60fps・720P 60fps/30fps |
| ISO | 100〜6400・オート |
| 記録 | microSD(8GB 付属・8GB〜256GB) |
| 大きさ・重さ | 9.1×4.5×2.9cm・93g(電池込み) |
| 色 | 7色 |
センサーの大きさは、公式には書かれていません。フィルター8種類の名前も、2026年10月19日の時点では公式の商品ページに載っていません。
値段と買い方
公式ストアでの値段は HK$898(香港ドル)です。円での金額は為替で変わります(送料・関税は別)。送料は世界一律です。
公式ストアでは予約の扱いで、2026年11月30日の週から発送の予定です(2026年10月19日に確かめました)。日本の販売店での予約や円の値段は、僕が調べた範囲では見つかりませんでした。
公式ストアの Y16 のページは、こちらです。
形が近いカメラと比べて
Y16 は、僕が気になっている CampSnap の 110D と形が似ています。110D も、昔のポケットカメラの平たい形をしたデジカメです。ロモグラフィーからも、似た形の110フィルムのカメラ「Lomomatic 110」が出ていて、2026年7月にも新しい色が加わりました。
もう1台、僕が気になっている RewindPix(PS135)も並べました。撮った写真を見るモニターがなく、フィルムカメラのように撮るデジカメです。
| 項目 | YASHICA Y16 | Camp Snap 110D | RewindPix PS135 | Lomomatic 110 |
|---|---|---|---|---|
| 種類 | デジカメ | デジカメ | デジカメ | 110フィルムのカメラ |
| 値段 | ¥18,111 (HK$898を公式ストアが円換算・2026年10月21日時点) | ¥12,100($74.99) (海外の公式サイトの日本向けの表示・2026年10月21日時点) | ¥19,100〜¥19,200 ($119を公式ストアが円換算・2026年10月21日時点) | ¥16,980 (フラッシュ付き・通常の色・公式ショップ・2026年10月19日) |
| 撮った写真を見るモニター | あり(1.45型の液晶) | なし | なし | なし(フィルム) |
| 小さな表示 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | あり(電池・Wi-Fi・フィルター・枚数) | 公式に記載なし |
| のぞき窓 | 光学式(目を近づけると液晶が消える) | あり(公式に詳しい記載なし) | 光学式(0.78倍) | あり(公式に詳しい記載なし) |
| 画素数 | 1200万画素(既定)/500万画素 | 800万 | 1300万 | フィルム |
| レンズ | f=4.05mm・F1.8 | 公式に記載なし | 35mm・F2.2 | 23mm・f2.8/f5.6 |
| フィルター | 8種類(上のダイヤルで切り替え) | 5種類 | 本体のスライダーで3つを切り替え・アプリのプリセット36種(自分で作るのは Pro) | 写りはフィルムで変わる |
| フラッシュ | キセノン(3段階・推奨 約50cm〜2m) | LED | キセノン | 専用のフラッシュ |
| 日本での買い方 | 公式ストア(香港・予約) | 海外の公式サイトで円で注文できる(予約) 日本の販売店にはまだ無い | 公式ストアで円で注文できる(Amazon.co.jp には無い) | ロモグラフィーの公式ショップ |
4台の中で、撮った写真を見るモニターとのぞき窓の両方があるのは Y16 だけです。撮ったその場で写真を確かめられます。110D と RewindPix は撮った写真を見るモニターがなく、仕上がりはあとで見るカメラです。Lomomatic 110 はフィルムなので、フィルム代と現像代が別にかかります。
僕が使っている CampSnap と PaperShoot の作例
僕が持っている CampSnap と PaperShoot も、撮った写真を見るモニターのないカメラです。どちらも、福山市で撮った作例を記事に載せています。
Y16 と同じく、気軽に持ち歩けるレトロなデジカメなので、上の表と同じ項目で並べました。
| 項目 | CampSnap(初代) | PaperShoot(18MP) |
|---|---|---|
| 種類 | デジカメ | デジカメ |
| 値段 | 10,980円 (日本の公式ストア・税込・2026年10月13日) | 15,680円 (紙のケースとのセット・2022年11月の発売時) |
| 撮った写真を見るモニター | なし | なし |
| 小さな表示 | あり(枚数などの数字) | なし(背面に LED のランプ) |
| のぞき窓 | あり | あり |
| 画素数 | 800万 | 1800万 |
| レンズ | 35mm相当・F1.8 | 22mm相当・F2 |
| フィルター | 本体の3つ+パソコンで作ったフィルターを入れられる | 本体のモード4つ+フィルターカードを差す |
| フラッシュ | LED | 別売りのリング型 LED ライト |
| 電池 | 内蔵(USB-C で充電) | 単4形の乾電池 |
| 日本での買い方 | 日本の公式ストア・Amazon | Pinkoi |
僕の CampSnap は V105 という機種で、日本の公式サイトでは「1st Gen」と書かれています。表の数字は、初代を紹介した記事のものです。
CampSnap の自作フィルターや機種の違いは、こちらにまとめています。
PaperShoot のフィルターカードと4つのモードは、こちらです。
見た目で選ぶなら、Y16 は面白い選択肢
レトロなデジタルトイカメラ好きの僕としては、とても気になるカメラです。110D もすごく気になっていますが、写真の仕上がりは RewindPix が優れているのではないかと考えています。
見た目を重視して、シンプルでレトロな写りを求める方にとっては、Y16 は面白い選択肢になりそうです。
出典
- デジカメWatch「16mmフィルムカメラがデジカメに…「YASHICA Y16」が正式発表」(正式発表の日・119ドル・7色・ファインダー・フラッシュ・フィルター8種類・仕様)
- デジカメWatch「デジタル版「Y16」の復活がYASHICAから予告」(開発の発表)
- YASHICA Y16 Pocket Camera (Black) | YASHICA(公式ストア・HK$898・発送の時期・送料・仕様)
- YASHICA 公式 Instagram(7色・機能の紹介・作例)
- PetaPixel「The Camp Snap 110D Puts the Experience of a Minox Into a Digicam」・Camp Snap 公式(110D)(110D の画素数・レンズ・フィルター・値段・LED フラッシュ)
- デジカメWatch(RewindPix)・Rewindpix PS135(RewindPix の画素数・レンズ・のぞき窓・フラッシュ・フィルター・値段・小さな液晶)
- キャンプスナップ | Camp Snap Japan のよくある質問(CampSnap の数字の表示)・TechRadar「Camp Snap camera review」(CampSnap の枚数カウンター・のぞき窓・LED フラッシュ)。CampSnap と PaperShoot のほかの数字は、それぞれの記事の出典から
- ASCII(PaperShoot のレビュー)(PaperShoot の背面の LED のランプとのぞき窓)
- Lomomatic 110 – フィルムカメラ – Lomography(Lomomatic 110 の値段・自動露出)・The Phoblographer「The Lomomatic 110 Discomatic is Bound to be Disappointing」(2026年7月の新しい色・レンズ・絞り・シャッター・ISO)
- PetaPixel「Yashica Dips Into Its Rich History for the Very Pretty Y16 Compact Camera」(いまの YASHICA と元のメーカー・センサーの大きさが未発表)
- 値段は変わるので、買う前に販売ページで確かめてください