小学校の頃は入学式の時にちょうど桜が咲いていた。
最近では少し早めに咲いていた気がする。
自分の誕生日が桜が咲く季節だとあまり意識した事はなかったけれど、大人になってみて改めて考えてみると、とても素敵な事だと感じた。
晴れ男とか晴れ女とかってないのかもしれないけど、不思議と誕生日や大切な日には晴れている事が多い気がしていて、なんだかそれが当たり前の事のように感じていた。
雨が降る時ももちろんあるけどね。
人生において、楽しめない状態の時に雨が振った事ってあまりない気がしてる。
最悪の雨の日があれば多分覚えてるはずだから。
あまり誕生日を特別視しないので、結構いつもどおり淡々と過ごす事が多い。
大晦日や正月なんかもそう。
下手したら寝て過ごす事だってある。
フリーランスとして働いていると、週末や祝日、大型連休というのは煩わしいものだ。
平日が一番いい。
友達や大切な人と何かあるわけじゃなければ普通に過ごす。
普通に過ごせる何気ない平凡な日が体と心を癒やし、特別な日なのだと感じる事が出来るからだ。
ここ数年、合わない人と意識して距離をとっていたため、とても快適に過ごせている。
それがいい事なのか悪い事なのかは正直分からない。
メリットもデメリットもあるだろう。
しかし、一つ言える事は、紛れもなく自分らしくいられているという事だ。
お金があろうがなかろうが、友達がいようがいまいが、変わらない部分が本当の自分だと思ってる。
今、お金が急に増えても減っても友達が0人になっても100人になってもきっと変わらない。
言いたいことは言うし、やりたい事はやる。
話が平行線ならそれ以上話し合う必要はない。適切な距離をとるしかない。
シンプルだ。
ここ10年くらいかな、俺が俺でいたら嫌われてしまうと思っていた部分があったんだと思う。
数年前、嫌われてもいいから自分らしくいようと思って言いたい事は言うようにしてる。
それで縁が切れるならそれまで。
そうした結果、関係性が最適化した。
合う人はより近くに来てくれたし、合わない人はこちらから切ったり向こうから離れたり。
それでいい。
それが本来自然な形だったはずだ。
面白いのは、数年連絡取ってなかった人も今の俺を見て連絡してきてくれるという不思議。
それも最適化により起きたことだろう。
誰相手でも自分軸で判断していきたい。
それぞれが個別の人間であり、合わせなくても別にいいはずだ。
組織やコミュニティの中ではそうはいかないけれど、個人の関係性において俺はそう思ってる。
俺が嫌いな人と繋がってる人は縁を切る事もあるね。
なんだか気持ちが悪いから。
人間関係は極力シンプルに保ったほうがいいというのがここ数年の考えだ。
誕生日の時のメッセにも、これ誰だっけ?とか思わずに返信出来る。
大切な人からだけ連絡が来る日ならワクワクするだろう。
どうでもいい人達から大量に一言コメントが来る日ならうんざりするだろう。
桜を見ると色々な事を思い出す。
その全てにその時の自分の感情が残ってる。
過去の感情の中、チクリと胸を刺す切なさや愛しさを乗り越え新しい気持ちになれる。
子供の時思い描いた大人にはまだ慣れてないけど、
「大人っぽい大人」にならないように気をつけてきた。
当たり前の事、つまらない事を言い続ける面白みのない大人にだけはなりたくないとずっと思ってきた。
立派な大人から見れば俺はクズみたいな存在かもしれないけれど、構わない。
大企業に就職出来るような人間ではないけど、個人で会社と取引をして生活を成り立たせてる。
フリーランスという生き方が自分には合ってる。
雇われるのはもともと凄く苦手で人一倍ストレスがかかるから。
クライアントとフリーランスという対等の立場じゃないと無理なんよなぁ。
向こうから契約を切られるかもしれないけど、こちらからも契約を切る権利がある。
誰の言いなりにもならないし、なろうとしてもなれないから。
社会的に見れば、企業に就職し、企業のルールに則って労働出来る人が求められているのだろう。
社会的信用もそちらの方があるとは思う。
あまり一般的には提示されていないが、俺は模索してフリーランスという道を見つけ今生きている。
社会に馴染めない人、たくさんいると思う。
そんな人にはフリーランスという生き方をオススメしたい。
基本的には俺が俺の人生においてフリーランスとして生きればいいだけだけどさ、苦しんでる人たくさんおると思う。
別にその人達を無償で助けようなんて崇高な考えもないけど、本気で抜け出したいなら力になれる事はあると今は思う。
そのことが次の俺の仕事になっていけば仕事にもっと喜びを感じる事が出来るだろうなぁってここ数日考えてた。
日々の事でいっぱいいっぱいだけど、そういう動きも誕生日以降していけたらいいなって思ってる。
気まぐれだからね、先の事なんてわかんないけど。
桜の咲く頃、誕生日。
心穏やか。ありがとう。
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