ここ数日間、生放送を休んで何をやっていたかを書いておこう。一言でいえば、自分なりの恩返しとおもてなしをしてた。
おもてなしと言っても、世間一般でいうところの感じとは違うと思うけど。自分なりのという感じか。
すごくお世話になっている人がいて、毎年こっちに遊びに来るので今回は時間を空けようと思ってた。
正直、今月乗り切れるかどうかという状況にあり、今月はよくても来月はどうなんだろうという相変わらずな日々なので世間的に見ると、いや仕事しろよっていう話だと思う。
でもこれだけお世話になっている人が来るのに何もしないというのは自分の中で気持ち悪さがあって。
ピンチを救ってくれた人は、当然特別なので。別格。お金が無い時や、人が離れていった時にこそ距離を縮めてくれた人が本物だよ。俺はそう思っているから。
大した恩が返せる状況にないから何もしなくていいという事ではなくて、今できる恩返しを”今”やればいいんだと思う。
その結果、生活が少々厳しくなろうとどうしようと正直関係ないかな。
どうせギリギリまで動けない性格なんだろ、だったら有意義な事に時間とお金を使ったほうがいいよ。と思い、行動に移した。
今回は、レンタカーを借りてみた。車の運転はすごく久しぶりだったのでちょっと練習してから行った。終始、必要以上に安全運転を心がけた。
相手がどういうものが好きで、どういうものを望んでいるかということと、自分が個人的におすすめをしたいと思った場所、それを総合的に判断して行く場所が決まった。
遠方からの旅行ではあるけど、この方は”過ごす”という事を大切にされている方なので、ギュウギュウに観光地に行く予定を入れるというよりは、一つ一つの場所で過ごす時間を大切にするのがいいと思った。
一般的な人だと観光名所に連れて行って有名なお店に行けば大体満足だとは思うんだけど、この方の場合はそういうわけでもなく、押さえる所を押さえる事の大切さを学んだ。
一般的な価値は関係なくて、カスタマイズしたプランじゃないと満足してもらえないと思った。
お世話になっている人を相手にしても俺は出来るだけ自然体でいたいと思っているので、無理をして今回の事をやってたわけじゃない。そこが大事だな。
恩返しをしたいという自主的な意思と、最高に楽しい旅行になると俺も嬉しいという純粋な気持ちで行動したので、義務感とかで動いているわけではない。
なんだかんだでまた色々おごってもらってしまった。恩返しをしようとして、また結果として恩を感じる事が多々あった。
本当の人間関係って、こんな気持ちのいい関係性なんだと思う。
お互いがお互いにありがとうと思い、義務感ではなく自主的に相手の幸福を願い、恩を返したいと思い、行動するけど結果としてお互いに対する恩が増大していく感じ。
俺が人と狭く深く関わるのには、こういう気持ちのいい関係性を作れる人が少ないからだ。
自分の思想だけではなく、相手の思想も関係してくるから。そして俺は普段時間も金も無いので、大した恩返しが出来ていない。
だから、基本的に恩返しなんて考えなくていいよと思い一方的に与え続ける人じゃないと成立しないんだと思う。
もちろん、気持ち的に恩返ししたいという気持ちは常にあるので、出来るタイミングで出来る事をするのだけれど。
見返りを求めて色々してくれてる人だとしたら、とっくに関係性は終わってるんじゃないかな。
そういう人だからこそ、旅行をするなら良い旅行になればいいなと心から思えるし、何か自分に出来る事があれば。。と思えた。
きっと、今回俺が何も出来なかったとしてもこの人は何も思わなかったと思う。
それくらいサバサバしていて人を悪く思わない人だと思う。
自分のやりたい事があったり、自分の価値観がしっかりある人は人に対して寛容的であると思う。
多様性を認め、「そういう考えもあるよね。」と思える人。
施しを行う時には自分がそうしたいからする。という前提の元行う。
だから変な話にならない。
俺もそういう人になりたいと思うし、見習わせてもらってる。
金額で物の価値をはかっていないのもいい。
おばあちゃんがやってる個人商店にわざわざ缶ビールを買いに車を走らせておばあちゃんとの会話を楽しんでるみたいな話をよくしてくれるんだけど、そういうのっていいなと思う。
かと思えば、一流のシェフがいるお店で食事をしていたというのをタイムラインで知る事もある。
いいものには気持ちよくお金を支払う。ただ、金額だけで価値を判断していない。
その人なりのお金に対する考え方があり、節約する場所と豪快に使う場所が両方存在してる。
お金という物を正確に捉えていると感じる。だから勉強になる。
今回、福山と尾道の車でしか行けないような場所を案内したら喜んでくれた。
普通の人からすれば何でも無いような場所だけど、その人にとっては特別感のある場所。
そういうところがいいのかもしれない。
つい、福山といえばとりあえずここは行っといた方がいいんじゃない?というような場所を提案してしまい、難色を示されるという事が何度かあった。笑
やはり、一般的にただ人気があるだけの場所には興味がないみたい。おもしろい。
素晴らしい人達は繋がっていく。
今回の旅行の中では、俺が一目置いている人達とも会ったらしい。
俺は本当に友達も少ないし、一歩踏み込んで関わっている人も少ない。
そんな中で一目置いている人達が繋がり快適な時間を過ごした事はすごくいい事だと思った。
大体、どうでもいいやつが中に入ってしまった時にどうでもいいやつが関係にヒビを入れようとするんだよ。
気持ちよく関われてる人達の間では、変わらず気持ちいい時間が流れてる。
だから狭く深くじゃないと成立しないんよな。
俺の人間関係に割って入って関係を壊そうとする人もいるけど、マジでしょうもないなと思う。
報告が全部入るというその想像力すら持ち合わせない人って関われないなと思う。
どうして俺と仲いい人が、俺よりそっちを取ると思うんだろ。
性格が悪く友達が少なく浅はかな人がそういう事やりがちだよね。
大人になってもそんなガキみたいな事をする人が意外といるのだと思ってビックリする事がある。
しょうもなさすぎるんだよ。
そういう人を大切な関係性の中に1ミリも入れたくないので狭く深く関わっていきたいと思う。
野良猫を撫でるように見返りを求めず相手が喜ぶ事をし続けてくれる人を当然俺は大切にする。
フリーランスなんて、いいときもあれば悪いときもある。金があるときもあれば無いときもあるでしょ。
どんなときも変わらず関わってくれる人を大切にしていきたい。
だから臆することなくお金がない時はお金がないと言う。
そんな事で離れていく人なら遅かれ早かれいなくなるよ。
お金がある時だけ近づいてくる人なんて、俺と関わりたいわけじゃなくてお金が魅力的なだけだろうから。
実質カウントする意味はないでしょ。
心ある人とこれからも関わっていく。
今回、何度も「楽しかった〜」と言ってくれた。
きっと、俺が関わらなくてもこの方はどこで何をやっても現地の人達と上手く関わり楽しむ人なので全く問題はなかったと思う。
でも俺が関わった事で少しでも幸せの”足し”になっていたならいいなって思うよ。
いつもありがとう。感謝してる。
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