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お金をもらって”過ごす”という依頼をもらったお話。 | なおきち思考日記

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クラウドファンディング

お金をもらって”過ごす”という依頼をもらったお話。

お金の使い方ってさ、考えてみれば大人にもちゃんと教えてもらってない気がするんよ。そりゃ基本的な事や数学通りの事はわかるよ。でも、お金って数学通りじゃないって実感し始めてる。

お金を使っているのは人間で、受け取るのも人間なんよな。そこには心があって、無機質なお金の使い方をすれば数学通りの結果がでる。なんか感覚的には有機的なお金の使い方っていうのがあることを実感したんよ!お金が生きてるというか。そういえば、生き金とか死に金とかいうよな。感覚的には巡り巡って返ってくるようなのが生き金なんだと思ってる。

土曜日は、”福山のこのイベント気になるからお金出すから行って様子見てきてー!”っていうご依頼だったんよ。笑

数年前に東京を歩いて撮影しまくった時に、こういう事でお金を受け取るようになっていったら面白いなと思ってたんだけど、それが本当になった感じ。福山周辺に興味を持ち愛着を持つ人が増えると、こういう需要も増えていくんかもしれん。

俺の頭の中で、絶対こうなったら面白い!と一人で思ってる事と、実際に同じ感覚を持ちお金を払って頼んでくれる人がいるのって全然違う。

こういうお金の受け取り方って、まさに現代の価値観だと思うんよ。しかも、今回のって単純に仕事として依頼を受けたというよりは、俺の性格も考慮してくれての事なので、俺もストレスフリーだった!だから伸び伸びやれたし、だからこそ生まれた流れというものがあった。

 

今回のご依頼は、アンカーホテル福山のパンマルシェと福山駅前の毎土夜店を見に行って実際にそこで売ってるものを買って飲み食いしてその様子を見せて!っていうものだった。

実際に参加して”過ごす”様を見たかったらしい。この、”過ごす”という表現がすごく好きだと思った。写真を撮ってきてと仕事で依頼することと、過ごしてきて!っていう依頼って全く意味が違う。

過ごす事にお金を払ってくれる人が現れたんよ!!笑 めちゃくちゃすごくない?笑 ほんま新しい!って思った。パンのイベントに参加してガッツリ食べて、こんな感じになったよーって写真をメールで送った。その時に、リアルな感想も伝えた。

実際に参加してみて、こういう改善点もあるけど概ねいいイベントだし今後に期待!みたいな。けしてネガティブな感想ではなく、今でもいい感じのイベントだけどこうなったら絶対もっといいから応援してる!みたいな。

夜店まで時間があったのでどうしようかなー、なんか見たいとこある?って依頼してくれた人にメッセージで聞いたら、”白バラは?”ってなって、白バラ行ったら改装中だった。笑

で、”ルナは?”ってなって、ルナ行くことになった。この依頼くれた人は数回しか福山来てないのに福山人より福山人らしいとこある。笑 ルナを提案するあたり、ツウすぎる。笑

ツウすぎて笑った!笑 普通、遠方に住んでる方が白バラは?とか、ルナは?ってならんよな。笑

 

ルナに着くと、夜店の場所の下見しようという気になり、あの辺の通りを歩き、久々に本通り行ってみようという気になり、大黒町のレンガ通りまで歩いた。

レトロな商店街を撮影するのは楽しい。で、頼まれたわけじゃないけど、その都度写真送りつけた!笑 メッセで会話しながら、こういうのいいよねーとか、福山行った時この店が良かったよーとか、共感したり俺が逆に教えてもらいながらルナに向かった。笑

ルナは数年ぶりに来た。下手したら10年以上来てなかったんじゃないかな。ゆっくり時間を過ごして幸せを感じながらほのぼのして、もうちょい時間あったのでリムに行ってビレバン行った。笑 ビレバン行った時にもインスピレーションがあり、なんか福山の写真を使ってカッコイイの作りたいなーって思った。

川島ことりさんだっけ、未来ちゃんっていう大好きな写真集があるんだけど、あれ久々に見て本当和んだ。かわいすぎる。田舎感と、子供のありのまま感がすごく好き。

いろんな表情があって面白い。あの写真家さんの写真は、写ルンですで撮影したんかな?っていう仕上がりなんだけど、どの写真も人物の表情がいきいきしていて、写真家さんと被写体の関係性が写真に表れてるのが多くて本当にすごい。

俺が一番撮れない写真。あまり普段嫉妬することってないけど、いい意味で嫉妬した。ネガティブな感情じゃないよ。めちゃくちゃすげー!っていう賞賛の嫉妬。

すごい写真を撮れるのは努力もあっただろうし、その人だから撮れるものなので、安易に羨ましいとか思わない。まず、じゃぁ俺は羨むほどの努力をしたのか?と自問するから。何もしてないのに、ただ羨むのは違う。努力の末辿り着けてないのなら、初めて羨む権利を得るんだよと、自分に伝えた。

で、さんすて行って久々にニコアンドも行った。さんすては、ニコアンドもフランもあるからレベル高い!(田舎者感)

 

18時位になったのでまだ明るいけどざっと夜店を流しで回った。この時間帯だとまだまだ準備中のとこもあった。本通りもお店あるかなーと思って行ったらちょこっとだけあった。子供の時に行った夜店は本通りの方にお店が出ていたような気がする。

現在は、宮通りがメインでその周辺に出てる感じ。夜店に来ている層は学生が多く、制服の子も結構いた。友達と待ち合わせてきたんだろうなみたいな仲良し集団も結構いた。

この、どれくらいの層がどれだけ来てるかって実際に行ってみないとわからないんよな。若年層に響いてるというのが個人的には嬉しかった。めちゃくちゃいい想い出になると思うから。っていうか、こんなに若者おったんじゃなって思った。笑 久々に一気に若者を見た気がする。

 

暗くなるまでちょっと待って再び行った。一応二号線を渡って、図書館の方まで行ってみたけど二号線の向こうは提灯は出てるけど、夜店みたいなお店は一個だけだった。図書館のとこの社会実験みたいなやつを実際に見た。閉まってたけど。椅子の配置とかどうなってんのかなと気になってたので、見れてよかった。

同じ道通ってもしょうがないので駅前大通の方からまた戻ってきたら、アイネスの方も提灯出てたので一応行った。一回のとこでちょこっとなにかやってた。

地下通って天満屋の方に戻り、動画もちょっと撮ってみた。雰囲気伝わるかなーと思って。もともと写真撮ってライブフォトの動画をつなぎあわせて動画作ろうと思ってたので、動画単体は撮らなくていいかなーと思ってたんだけど、お店とかカメラ向けにくかったのでそうした。

最後に、本通りの方にも一応行ってみると、さすがに本通りの方にはあまり店出てないってみんな分かってるからか、人通りも少なくなってた。入口付近でずっと頑張ってお餅とかおこわを売ってるお兄さんがいて、頑張ってるなーって思ったので売ってるやつ全種類1個ずつ買うことにした。笑

今回のご依頼で、気持ちのいいお金の使い方を俺がしてもらったので、俺も気持ちのいいお金の使い方をしたかったんよ。しかも半額だったのでお得だった。笑 嬉しい気持ちや、ありがとうの気持ちを込めてお金を送り出す事が出来た。これも、依頼をもらったから出来たこと。

こういうのってお店からすれば売れ残ってもしょうがないもんなー。頑張ってる人は報われるべき。お兄さんテンパッて、千円札渡してるのに”一万円から〜”ってようた。笑
あんまり慣れてなかったんかもな。新人さんには特に優しくいたい。慣れてない人とか。ゆっくりでいいよって思ってあげられる人でいたい。気持ちわかるからな。

見終わる頃には雨も止んで、いいことばっかり!ってメッセ送った。笑 ちょくちょくメッセ送り合いながら進んでいったので、なんか一緒に作った一日だったなーって思った!流れも柔軟に変更できるし反映できるのも良かった。たっぷり時間があったので、文字通り駅前に朝から晩までいて楽しく過ごせた。笑

 

帰宅後、メッセで総括を行った。笑 ここでのコミュニケーションも非常に有意義なものとなり、気分がいい状態でのコミュニケーションは名言が連発した。笑 あと、コミュニケーションから発展して生まれる知識とかもあるなーと思った。非常に有意義だった。

撮影した写真とかはグループにシェアしたりしてもいいと言ってもらってるので、ありがたく使わせてもらって福山市の活性化のちょっとしたお手伝いになればいいなと。

こうして刺激的な一日が終わったんだけど、改めて思うのは、福山をお散歩してきてみたいなとこからスタートしてるので、この感じでやれたから楽しめた事や生まれた流れがあると思った。

帰宅後のメッセでも話したけど、仕事だったら大変だったかもねーって。データまとめて報告してとか。義務感な。仕事だったら当たり前なんだけど。笑

こういう優しい依頼が成立する世界ってすごく好き。依頼してくれてる人がそもそも優しいっていう。こういうお金の使い方が出来る人って本当にすごいと思う。周りにほとんどいないんじゃないかな。あまり思いつかない。今回のような、依頼者に頼まれてローカルな場所を撮影するという構想は数年前からあったけど、実際にお金を使ってくれた人は初めてだった。

俺はこのスタンスが好きだな。普段、フォトブックを普通に売るのではなくて支援のお礼にしているのと似てる。

フォトブックを3000円で売ったら中には購入者から不満も出ると思うんよ。支援してもらう事が目的なので原価もそんなにかけれないしね。原価率悪いとそもそも支援にならないから。笑

支援のお礼という位置づけなら、手間と原価は最小限のほうがいいと支援者も思ってくれるはず。時間とお金は活動にあてたほうがいいもんね。今回の依頼も、なんかそういう位置づけでやるのがいいねってなった。お互いに楽しいのがいい。どういう前提でやってるかって大切。

普段から、一人で一日かけて撮影しに行ったりしてあとからフォトブックにしてそのタイミングで支援を募ったりしてみるんだけど、あれの進化形だと思った。

依頼者と俺だけで完結する話でも有意義だけど、グループにシェアすることで福山の風景やイベントやお店が情報として伝わる。たくさんの人で何度も撮った写真や情報を楽しめる感じもええな。それを許容してもらえるのが今回の依頼の形の大きな特徴。

仕事だと、気軽に撮影したやつをなかなか出せないもんな。笑
金払ってくれてる人の為に撮影するという面では同じだけど、今回みたいに福山の発展の為にみんなに積極的にシェアして!っていう気持ちを持ってくれている人の方が、お金以外の価値がプラスされる感じがある。

今回の場合は、依頼者も写真を見て雰囲気を楽しみたい、普段から福山の発展を願ってくれてる、福山が好きっていう方なので、大丈夫だとは思ったけど一応シェアしていいか聞いてみたら快諾してくれた。

この辺のケチじゃないとこもええよな。笑 いや、ダメって言われてもケチではないんだけど。笑

仕事で受けちゃうと、お金じゃない部分の価値が最大化出来ない感じがある。あれ勿体無い。俺一人の行動で最大限の価値を生むならシェアを前提にしたほうが価値としては大きくなる。

だから仕事より支援とかで回したほうが絶対いい。この感覚に共感してくれる価値観を持ってる人と距離を縮めていきたいな。

俺も俺だけのために動いてるんじゃなくて価値を最大限にするために全体を意識して動いて、依頼してくれる人もそういう意識で依頼してくれるっていうのが理想。気持ちいい流れ。

この流れが出来たら、6500人規模のグループと組み合わせて面白くなっていきそう。

 

支援をもっと楽しんで欲しいし、エキサイティングにしていって個人レベルで楽しめるようになっていくといい。

あと、最終的には特派員とか作って誰に行ってもらうか選べるようにしても楽しそうだと思った。笑 そういうアイデアも、やっていってる中で生まれていく。実際に感じたことをもとに。人任せじゃなく、俺も楽しいから普通にやりたいけどな。笑

プレイヤーを育てていくといいなとおもう。発表の場を作りたいとか、グループをみんなで作りたいっていう気持ちもあるので。まずは俺がやって道を作ってそこを歩ける人を作る。そしたらスムーズに行くじゃろ。

今回の事例はかなり大きいことだと思ってる!あ、今思いついたけど、海外って日本よりチップとか支援の意識高い気がしてるんだけど、海外と福山って遠いので、海外にアプローチして今回の動きをやるのもええかもな。笑 大久野島とか海外で人気っていうけど、あれくらいの距離ならギリ原付きでいけるかなぁとか。”ヨミセミテミタイデス。。泣”みたいな外国人出てきたらおもろいな。笑

 

価値を最大化しながら支援で回していっても、普段どおり家にこもって一人で仕事をやっても、俺の時間は同じだけ流れていく。出来るだけ価値ある事をやりたいという気持ちが強い。今回のような取り組みって、まだ理解してくれる人は限られると思うけど、これからの時代の在り方として理想的だと思っているし、どんどん成立する世の中になると思う。こういう依頼増えるといいな。まずは気軽に相談してほしい。

一つ経験すると、たくさんのことを感じるなー。めちゃくちゃしあわせ!ありがとう!

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