信じて疑わなかった自分の中にある絶対的な価値の裏側。

close up photography of light bulb

子供の頃から自分には価値があり、価値を生み出し続ける人間だと信じて疑わなかった。

どうしてそのように思うようになったのかは覚えていない。

もしかしたら、そうじゃなかったら「困るから」だったのかな。

 

人は自分が思った形になる。

だから価値があると信じ続けた自分には、何らかの価値が生まれたように思う。

 

世の中には絶対的な価値と相対的な価値があると思ってる。

相対的な価値は世の中が判断するもの。

競争によって価値は変動する。

一方、絶対的な価値というのは誰に貶されても変動しないもの。

 

自分の中に絶対的な価値を見出してるかどうかなんだな。

根拠がなくても具体的じゃなくてもいいんだ。

漠然と、自分には価値があるのだと信じられていれば。

言い聞かせるのではなく心の底からそう思えていないと意味がないというのは難点。

 

だから小さな成功を積み上げてきたように思う。

自分に価値がないと困ると深層心理は思っていて顕在意識では価値があると思っている状態だったのだと思う。

必死に裏打ちを作ってきたんだろうな。

 

その背景には、「うまくできない」というのがあったのかもしれない。

様々な場面で現実はうまくできていなかったのだと思う。

だけど、そんな自分では価値がないという結論に達してしまうので、うまくできていない部分は極力見ないようにして上手く出来てる部分だけ自分の中でピックアップして「ほらな、やっぱ俺はすごいんじゃ。」と思っていたのではないかと思う。

客観的に見れば滑稽だけどハッピーな野郎だな。

 

価値がないと困る。

それは、幼少期からはじまっていたんだろうな。

 

人見知りで、極端に狭く深く人と関わる性格だったので友達も少なかった。

でも不思議なもので少数の友達は常にいた。

どこにでも話しかけてくれる人というのは存在したんだな。

優しい。

その節はありがとう。

 

話しかけてくれる人もいなくて遊んでくれる人もいなかったら、きっと見えてた世界は違っていたと思う。

今から考えると、話しかけてもらう努力は惜しまなかった。

話しかける努力しろよっていう話なんだけど。笑

人間には、できる努力とできない努力があると思ってる。

 

逆立ちしてもできないことってあるんだよ。

そこを頑張ろうとすると不幸になるんじゃないかと本気で思ってる。

10階から飛び降りる努力をして何度も体中の骨を折っても報われないように。

 

人が興味を持ってくれそうなことを一人でやる。

そしたら話しかけてくれた。

そういう努力は惜しまなかったな。

話しかけられないなら話しかけてもらえばいいんだ。

その発想は、自分の人生の中でおおいに役に立った。

 

他人を目の前にした時、まるで自分が石になったかのように動けなくなったり話せなくなったりする。

怒られたときもそう。

子供の頃は「ハブてた」と冷やかされた。

話したくても話せないんだ。

どう表現したらいいのか分からない。

そんな一つ一つが人との関わりを恐ろしくさせていった。

 

自己中心的なうえにあまり客観視できていないけど勢いがある人見知り。

こわ。

でも、ちょっとかわいい。

いや、おっさんだったら恐怖でしか無いか。笑

子供や猫ならかわいい。

 

最近は数字のことばかり考えてる。

生活するのにいくら必要とかバイクを直すのにいくら必要とか。

正直、本当の本当はそんなことどうだっていいんだ。

やりたいことをやるために必要だから考えるけどさ、本当に興味があることは価値を生み出すことだけだ。

 

数字を追いかけだすと、そこにあるエネルギーにどうアクセスするかということばかり考えるようになる。

ネット上に渦巻くエネルギーにアクセスすることで再生回数は周り、クライアントが抱える需要にアクセスすることで仕事に繋がりお金になる。

本当の本当は、お金にならなくてもいいから自分が良い!と思ったことを、良い!と思った表現でできればそれでいいんだ。

信じられないくらい時間をかけて義務感のない環境でのびのび表現できれば。

 

そんなことがしたいのだと思った朝。

叫びたたい衝動に駆られたので書いてる。

 

自分にはぐちゃぐちゃな表現が似合ってる。

言葉はそれがしやすいので好き。

文法も誤字も一切無視して書きなぐるのがいい。

子供が自由に絵の具を手のひらに乗せ壁に表現するように。

 

真っ当、常識、正当性、そういったものは自分の魅力を落とすものだと思ってる。

間違っている、普通じゃない、バカバカしい、そんなことの中に自分の価値は転がってるんだろうな。

創造性を掻き立てることの中にしか生きた自分は存在しない。

 

モンスターのような衝動が心臓を殴り暴れだす。

それが表現なのだと思う。

その衝動が失われたらきっと取り戻せない。

オブラートで何重にもくるんでいくうちに原形を忘れてしまうでしょ。

 

誰かが求めていることに応えるのが自分の価値なのではない。

誰が気に入るか気に入らないかなんて考えずにありのまま強い衝動を表現するのが自分にとっての価値なのだと思う。

 

どんな自分でもきっと存在していることに価値がある。

反面教師だとしても共感だとしても、強い光を放ち明確な色を打ち出すことで、同じ光を持つ人の光を増幅し、反対の色の光を持つ人に警告する。

色を合わせようとするのではなく「自分の光はこれだ!」と表現すること。

 

気に入られようが気に入られまいが関係ない。

絶対的な価値は自分の中にあるのだから。

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なおきち

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