そこそこの年齢になり、流行りが全てではなくなった。流行りを否定するつもりはなくて、あれはあれで楽しい。
しかし、年齢がそこそこ進むと、その流行りを共有する相手自体がいないので、例え自分が流行りを追いかけたとしても喜びは少ない。
流行りのものを手に入れたり身につけるという方法以外に自尊心を満たす方法があるので、あまり気にしないという事でもあるのかもしれない。
そこそこの年齢になると、例に漏れず懐かしいものに興味が湧く。懐かしいという感情が昔から大好きだ。過去に戻りたいと思う事はほとんど無いし、今は今の昔は昔の悩みや大変な状態がある。
それに、人間簡単には変わらないので過去に戻れたとしても、きっと同じような今を過ごすと思う。
流行りを否定しているわけではないという大前提のもと、今の気持ちを残しておこうと思う。
ダサくても古くても、なんでもいいから自分の興味のど真ん中の事をいつもやり続けようと思った。
最近は仕事をしながら懐メロをよく聴く。若い時に、最新の曲を聴かずに自分の青春時代の曲ばかり聴く大人が嫌いだった。
俺の場合は、最新じゃないにしても最近の曲も聴く。だから昔の曲ばかり聴いてるわけではないので、当時思っていた大人とは少し違うのだけれど、古い曲を聴くと懐かしい気持ちでいっぱいになって楽しい。
パッと思いつく中では
・サカナクション
・ヨルシカ
・アジカン
・ラブサイケデリコ
とかが好き。
懐メロでは
・GLAY
・黒夢
・ジュディマリ
・スピッツ
とか、そういうのを聴いてみてる。すごく心が和む。
当たり前だけど、音源は当時聴いていたものと同じだからアーティストの声は当時のままなんよな。
今の時代ももしかしたらそうなのかもしれないけれど、俺が懐メロだと思って懐かしんで聴く曲の当時は様々なジャンルが入り乱れていて、スピッツなどのポップス、ミッシェル・ガン・エレファントなどのロック、ハイスタなどのパンク、Dragon Ashなどのミクスチャー、キングギドラなどのヒップホップ、黒夢などのヴィジュアル系、ゆずなどのフォークなど、各ジャンルに個性的なミュージシャンがいてそれぞれが有名だった。
多分、俺が今はチャートを追いかけていないから知らないだけで、今の時代でも各ジャンルに個性的で有名な人達がいるんだろうね。
米津玄師とかラッドとかも好きだな。あと、バンプは昔から好きだった。
音楽は思い出を呼び起こすのに最適。曲ごとに決まった思い出がある。
ノスタルジーな気持ちに浸りながら自分を振り返るのが最高に贅沢な時間。
基本的に幸せだと感じる時間を作るのにお金はほとんどかからない。
俺の場合はコーヒーが傍らにあり暖かい部屋で時間に余裕があって懐メロを聴くという環境だけですごく贅沢だと感じられる。
そして日常でそれは作り出せる。
自分らしくいられる時間が本当に価値がある。お金はないけど幸せだよっていつも言い続けてるのは強がりでもなんでもなくて、自分らしくいられるから幸せなんだよ。
お金がなくても幸せだというのは、お金が不要という事ではなくて、お金がなくてもデフォルトでそもそも幸せだけど、お金があるともっと幸せの選択肢が増えるねっていう話ね。
音楽だけじゃなく、今興味があるものを真っ直ぐに大好きだと感じ続けること。それが大切だと思ってる。
そして、大好きなものを中心に人とコミュニケーションをとったり人を集めたりするのがいい。
大好きなものの事を語るのって、すごく楽しいから。
嫌いなことや不快な事を話題の中心にして盛り上がるのって面白くないじゃん。そういう事で盛り上がっている人達は疑心暗鬼になる事くらい想像したら分かるよね。
だって、人の悪口で盛り上がってるのに、自分だけ悪口言われないわけないでしょ。笑
こっちではあっちの悪口、あっちではこっちの悪口、そしてその悪口はいつか本人にバレて居場所を失ってしまうでしょ。
大好きなもので繋がっていこ。これだけ細分化された世界だ。今、俺がリアルタイムで感じる興味や大好きな物たちがどれだけニッチなものや古いものだったとしても、きっと共感してくれる人達が世界中にいる。
数は多くはないかもしれないけれど、だからこそ貴重な同志が出来る。
俺の活動の中心には、俺が大好きなものが常にあるよ。
今動いてる大きな活動も、”広島県福山市”と”ゲーム”という軸で別々で動いてる。
・写真・カメラ
・ガジェット
・動画撮影・編集
・音楽
・創作
とか、他にもずっと軸として興味があるものもある。活動にまでなっていなくても。
いつか人を巻き込んでいくかもしれないね。
”好き”で繋がっていく関係性。情熱が情熱を加速させて、熱い奴をリスペクト出来るのがすごくいい。
上手な人も下手な人も好きという感情に違いはないでしょ。
いくら上手に出来ても下手な人を馬鹿にするのは嫌いだ。
だから、俺は価値感で繋がっていく事にしてる。
上手に出来る事はすごい。それだけで尊敬に値するけれど、関わりたいかどうかは別。
俺は楽しみたいので、一緒に楽しめるやつだけと関わる。
その上でみんなで上手になっていけたらいいね。っていうスタンス。
心から楽しいと思える事をずっと続けていたら形になるし、その先の未来が待ってる。
ずっとずっと末永く一緒に遊んでいける関係性がいい。
それを実現する為に日々、コミュニティを管理し続けてる。
だから、どうか一体感を大切にしてほしい。
仲良くなるための場を大切にしてほしい。
各自が好き勝手しだしたら誰も得しない。
大体自分勝手な考えからコミュニティの崩壊は始まる。
何度も経験してきた。
それでも諦めずに人と関わり続けるのは、やっぱり幸せそうに楽しんでいる人達を見るのが好きだし、自分もその輪の中で楽しみたいから。
一人でいても幸せ。それがデフォルトにあるからこそ出来る事でもあると思う。
失ってしまう恐さから強く言えない事だってあるでしょ。
本当に失ってしまうかもしれなくても、コミュニティの軸を貫かなければならないときもある。
本当は俺だって強くなんて言いたくないし仲良くしたい。
空気悪くしたくないし心を擦り減らしたくない。
それでも伝え続けるのは、本心で関われないのであれば遅かれ早かれ関係性は続かないと思うから。
そして一人ぼっちになってしまったなら、とても悲しいけれどきっとまた落ち込むだけ落ち込んで歩き出せると信じてるからなんだろうな。
狭く深く。規模が大きくなってもその心は捨てない。
じゃないと、どこにでもあるようなこだわりのないコミュニティになってしまうから。
色濃く自分の価値感を反映させるからこそ、嫌われる事もあり好かれる事もある。
深い部分で判断していくからこそ、こだわってもらえる場所になると信じてる。
大好きなもので繋がっていこ。
大好きなものの話をしよ。
古くてもダサくてもいいから。
腹から笑えればいい。
共感があたたかい場所を作るよ。
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