今、マインドとして「思いついた物を全部出していこう。」というものがある。その根底には、「価値を増やす。」という考え方がある。
物や情報がそこにあるだけでは、そこに存在するだけの価値しか無い。物は使ってこそ、情報は活かしてこそ価値がある。
パソコンは持っているだけではただの箱だし、お金を稼ぐ情報も知っているだけではお金にならない。
行動が伴わなければ、価値は創出されない。それと、情報に関しては、デジタルの世界では簡単に複製出来る。単純なコピーという意味だけではなく、拡散もしやすいわけだ。単純に、1つの情報をちゃんと活かせる人間が1人いるのか10人いるのかで10倍でも100倍でも価値は増殖する。
自分一人で知っている事、やっている事を共有する事で価値は確実に増幅する。お金は価値の取引の道具なので、価値が増幅していくという事は、潜在的にお金が増幅しているという事でもある。今までは、その潜在化したお金の価値を顕在化する事が難しかったし、そこで悩んでいる人が多いのだと思う。
しかし、西野亮廣さんや堀江貴文さん等、多くの人が言ってる通り、現代では信用を数値化、可視化する事が出来る。お金というアイテムだけにフォーカスしていると、本質を見失う時代になってきている。お金自体の定義が変わりつつあるからだ。
価値と信用とお金は密接な関係にある。価値を提供すれば信用を得られる。信用を得られれば、現代ではお金に交換する事が容易になってきているというわけだ。旧来の方法では、信用を増幅させ、価値を隠す事で公開する代わりにお金と交換するというものが多かった。
デジタル化が進むと、直接的なやり取りが可能になり、「中抜き」出来る場所が少なくなる。流通する事自体が価値だった昔は、卸業者から直接販売するよりも、中間業者を通した方が、より収益を上げる事が出来た。現代では、インターネットで最安で買えるようになっていて、店舗を持たなくても在庫を置く倉庫とやりとりをするネットとパソコンがあれば出来るようになっている。自分で拡散するシステムを持てば、中間業者を通す必要すらなくなってきている。
この事が、多くの職業をなくしているのだけれど、この流れは止められるはずもない。抗うより、いずれそうなるのだから先を見越して行動するほうが賢い。
少し話がそれたが、価値は一番奥にとっておくものだったはずが、これからはきっと、価値を使って信用を得て最終的にお金にする、そしてお金は次の面白い事をする為の資金や信用を大きくする、もしくはさらなる価値を自分の中に入れ込む為に使うという流れが妥当だと思う。
だから、お金は常に流れていくものであり、とどめておく事にいよいよ何の意味もなくなってくる。お金自体が信用によって価値が定められているが、その信用は外貨との相対的なバランスで上下している。今日と明日では、アメリカで使える100円の価値は違うわけだ。
お金の価値が一定じゃないのであれば、過信する事は出来ない。
全ての人から広く信頼を得ようと思うと、逆に信頼はなくなる。矛盾が生じてくるからだ。本来、人は矛盾を抱えて生きているものだが、それに気付いていない人も多い。そこをつついて矛盾していると騒ぎ立てる。八方美人でいると、ネットが浸透している時代、すぐにボロが出る。
誰に価値を提供したいのか、誰から信頼されたいのかという事を明確にし、そこだけでいいから信用を得るべきだと思う。
一番得意な分野、やりたい分野で自分の中に価値を生み出し、それを広げ価値を増やす。今やりたい事はまさにそれであり、同じような人が増えていけば、無料で有料級な情報が溢れる。いや、すでに一部では溢れてると思う。もう始まってるんだ。
良くも悪くも、全ての事が繋がってしまう時代。それを踏まえて検討したい。今、気付いていながらもなかなか噛み砕けない事象がいくつかあり、自分の中で納得出来れば更に先に進めそうな気がしてる。
1つ言えるのは、頭の中でビビってる事はほとんど起きない。仮に起きた時に精神的ダメージが大きいから、躊躇するだけであって。自分の恐れを論理的に考えて潰していきたい。必要であれば、こういう事が恐い、苦手、嫌いだとここに書く。一旦書いてしまえば、自分はそういうふうに思っているんだと強く認識できるので、それで薄まる事もある。
表に出してしまえば結構なマイナスだと思っている事はなくなる。それなのにどうして出せないかというと嫌われたくない、避けられたくない、好きな人に去って欲しくないという思いがあるから。個人の悩みやコンプレックスなんて、人からしてみれば大概どうでもいい事。他人は自分に害がない限りはそんなに気にしない。わかっていても腑に落とすのは難しいのだけれど。
今、日々の仕事を気分転換も交えながらやってる。なかなか価値を作るというところまでの精神的余裕がないけど、自分の時間も作りながら日々の事をこなしながら、その上で他のことにも時間を作っていきたいな。
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